2008/4/30 水曜日

新聞記事から見る脱税事件5

Filed under: 藤澤公貴ブログ — hayashi @ 12:37:54

創業50年以上の中堅タクシー会社「外苑タクシー」(東京都渋谷区)が不動産売買による利益をごまかすなどして、2006年3月期までの3年間で計約6億7000万円の所得を隠し、法人税約2億円を脱税していたことがわかった。

 東京国税局は、同社と実質的な経営者の山口裕志専務(55)を法人税法違反の疑いで東京地検に告発している。

 関係者によると、外苑タクシーは03年、中野区に所有していたゴルフ練習場跡地を横浜市のマンション分譲会社に売却した際、仲介業者に手数料を支払って一部を現金で戻させる手法で裏金を工面。また04?05年に港区と品川区でビルなど2物件を仕入れて転売した際にも、ダミー会社を挟んで実際より高い価格で購入したように偽るなどして、不動産取引で得た所得を圧縮していた。

 脱税は山口専務が実行し、脱税マネーも専務名義の金融機関の口座などに隠されていた。

 外苑タクシーの社長は山口専務の実兄だが、実質的には専務が経営していた。しかし、後継者に社長の息子が確実視されていたことから、関係者は「いずれ経営から外れる専務が個人的な蓄財のため脱税を図った」と指摘している。

 外苑タクシーは1951年創業の老舗。タクシー保有台数は約30台と小規模で、02年の道路運送法改正で新規参入が認められた影響などを受け、年々売り上げが減少し、昨年12月に人手不足を理由に廃業した。

 山口専務らの一族は、渋谷区の繁華街に商業ビルを所有するなど資産家としても知られている。

 外苑タクシーの代理人弁護士は取材に対し、「当局で捜査中なので、事実関係について説明は差し控えたい」とコメントしている。

(2008年2月5日 読売新聞)

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