2008/5/19 月曜日

新聞記事から見る申告漏れ事件10

Filed under: 藤澤公貴ブログ — hayashi @ 16:33:13

牛ホルモンの「こてっちゃん」で知られる東証、大証1部上場の食品会社「エスフーズ」(兵庫県西宮市)が大阪国税局の税務調査を受け、2006年2月期までの3年間に約1億2000万円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。

 同国税局は、同社が取引先の牧場からの牛の仕入れ費用を水増し計上する方法で所得を圧縮していたと認定、重加算税を含めて約4500万円を追徴課税した模様だ。同社はすでに修正申告したという。

 関係者によると、同社は「新種の牛の導入を依頼しており、開発、肥育にかかった費用の一部を当社で負担するため」として、相場よりも高い価格で牧場から国産牛を仕入れていた。

 国税局は、この上乗せ費用が、実際は牧場から第三者への貸付金に流用されていたと認定。貸付金を仕入れに仮装して損金を増やし、法人所得を圧縮させたと判断し、重加算税対象にしたとみられる。

 仕入れ費用が水増しされれば、その分、牧場側の課税所得が増加するが、肉用牛の売却額については1頭100万円未満などを条件に損金に算入できる免税特例があり、同社はこの限度額の範囲内で仕入れ費用を水増しし、牧場側への課税額が増えないようにしていた模様だ。

 同社は「見解の相違はあったが、当局の指導に従った」としている。

 民間信用調査機関によると、同社は1967年5月設立。82年、米国産牛の小腸が原料の「こてっちゃん」を発売して人気を呼び、業績を伸ばしている。

(2007年10月4日 読売新聞)

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