2008/9/19 金曜日
新聞記事から見る脱税事件13続き
東南アジアなどの政府開発援助(ODA)事業に絡み、大手コンサルタント会社「パシフィックコンサルタンツインターナショナル」(PCI、東京)が香港の関係会社に裏金1億数千万円をプールし、法人税を脱税した疑いが強まったとして、東京地検特捜部は5日にも、同社元幹部ら数人について、法人税法違反容疑で本格捜査に乗り出す方針を固めた。
特捜部は、同社がODA事業の受注工作に絡んで、組織ぐるみで不正な経理操作を行っていたとみて解明を進める。
PCI関係者によると、同社は2004年?07年、同社元常務が香港に設立したコンサルタント会社などに調査費として毎年計約1億?3億円を送金。コンサル会社は、ODA事業を受注するため、調査費の中から情報収集費などを現地ブローカー(エージェント)などに支払い、残った資金1億数千万円を裏金としてプールしていた。
このコンサル会社は06年春ごろに閉鎖されたが、PCIはその後も、元取締役が同年1月に香港に設立した別のコンサル会社に調査費を送金していたという。
特捜部は、二つのコンサル会社は実質的にPCIの支配下にあり、同社がコンサル会社を使って、組織的に裏金をプールし、所得を隠していたと判断。裏金作りに関与した当時のPCI幹部ら数人を取り調べる方針だ。
(2008年6月5日 読売新聞)
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